Myanmar Coffee Project-ミャンマーコーヒープロジェクト

ミャンマーと日本、暮らしと暮らしをつなげる一杯

【MCPミャンマー紀行 vol.24  メンバーのミャンマーエピソード  その②】

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いつも応援ありがとうございます。
あともう少し!
11月18日までです!!
本日はメンバーの焙煎士を囲んで、
オンラインコーヒー飲み会を開催しました🤎
ご参加くださった皆様ありがとうございました!!✨
その模様はまた簡単にご報告させていただきます!
本日も、メンバーのミャンマーでのエピソードを2つご紹介します。☕️☕️
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ミャンマーの最高にキュートなおばあちゃん達」
 N

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仕事で年1,2回訪れていたミャンマー。パゴダも水牛も、キラキラ輝く瞳の子どもも大好きです。そして何より大好きなことがおばあちゃんたちと話すこと。
日本から来た私に「あなたは勉強してるから(肌が)白いね、私は農業してるから黒いよ」と言った山の上の村の働き者のおばあちゃん。
写真を撮って見せると「きゃー!!しわしわ!!」と恥ずかしそうに、でも嬉しそうに顔を隠すパオ族のおばあちゃん。
家族の話になり、「おじいちゃんは?」と聞くと、「もうだいぶ前にポックリ逝ったよ」とポツと舌で音を鳴らし、手をパーにしながら愉快に笑うリス族のおばあちゃん。
便利なんて言葉とは無縁の村で、ごはんをごちそうしてもらいながら、食べるために農業をし、水汲みをし、炊事をし、そして寝る日々に思いを巡らせ、「生きる」という本来の意味を考えました。着慣れた民族衣装が最高に似合うおばあちゃん達から、何もなくても満たされ幸せに生きることを教えてもらった気がします。
ちなみに、私はミャンマー語ができないからすべて前述の会話は、私の想像です。身振り手振りでコミュニケーション。でも心が通じ合うこともミャンマーのおばあちゃん達は教えてくれます♥
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「私の友人」
  K.T

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私は学生時代「農業に関係する仕事がしたい」と考えていました。
その学生時代に、ミャンマーでのスタディツアーに参加しました。
そこで出会ったトゥアウンさん。農業が好きで勉強家の彼に、たくさんの刺激をもらいました。夕暮れの道を歩きながら農業について語り合ったあの風景を、今でも思い出します。
しかしその後紆余曲折あり、わたしは今は農業と直接関係のない仕事をしています。学生時代は、毎日農作業し、夜明けまで実験し論文を読み、あんなに熱中したのに…。今は毎日が葛藤の日々です。
社会人になってから、ふと思い立ちミャンマーを再訪しました。
トゥアウンさんとも再会し、一緒に行った友人と共に観光に連れて行ってくれました。
昼食を食べながら「今度は私が日本を案内する!どこ行きたい?」と尋ねました。私は田舎から上京し、お金の余裕もできたので、何年経っても親切にしてくれた彼を 東京タワーでも富士山でもどこにでも連れて行きたいと思ったのです。
トゥアウンさんは「日本に行ったら農業が見たい」と一言。私ははっとしました。
異国に行けるとしたら、その国の農業を見たいと即答する彼のまっすぐさと、変わった自分に気付かされました。
ちょっとした出来事でしたが、このことは私自身が帰国後に様々な取り組みを始めるきっかけになりました。
彼をはじめとしたミャンマーでの出会いは、私に本当にたくさんのことを教えてくれました。
ミャンマーは私にとって、
とても大切で
恩返ししたい国です。
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【MCPミャンマー紀行 vol.23  メンバーのミャンマーエピソード  その①】

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いつも応援していただき
ありがとうございます。
クラウドファンディングは11月18日まで。
残り1週間となりました。
本日からは、
メンバーのミャンマーでのエピソードをご紹介させていただきます。
お写真と共にお楽しみいただけるとうれしいです。
本日は、3つのエピソードを
ご紹介します。☕️☕️☕️
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「日曜日生まれはガルーダ」
 K.H.

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ヤンゴンの中心部にあるスーレーパゴダを訪れたときの写真です。
ここには今から2000年以上前に、仏陀の聖髪を納めるために建てられたという仏塔があります。
仏塔の周りには「八曜日」の仏像と守護動物が祀られていて、参拝者は自分の生まれ曜日の仏像に参拝します。
ミャンマー占星術にもとづく「八曜日占い」、とても面白いですよね。
なぜ8かというと、ビルマ歴(ミャンマーの伝統的な暦)では、水曜日を午前と午後の2つに分けて考えるからだそうです。
守護動物は、
日曜 ー ガルーダ(ガロン)
月曜 ー 虎
火曜 ー 獅子
水曜 午前 ー キバのある象
水曜 午後 ー キバのない象
木曜 ー ねずみ
金曜 ー もぐら
土曜 ー ナーガ
この写真は、日曜日生まれの息子が自分の曜日の仏像にお水をかけているところです。
下のほうに祀られているのが守護動物ガルーダ。
ヒンドゥ神話に登場する神鳥で「ガルーダ・インドネシア航空」のシンボルにもなっていますよね。ミャンマーでは「ガロン」と呼ばれるそうです。
私たちに寺院での参拝の仕方を教えてくれたのは、一緒に写っているヤンゴン在住のガイドさん(タイ人の方)でした。
またいつか参拝できますように。
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「神様の概念」
 C.T

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私には普段、神様への意識はほぼない。困ったときや苦しい時にだけ、時々神様は現れる。でも神が存在するのが前提の国で生活するときは、その概念はいろいろ変化する。
以前ブラジルで生活していたころ、そこには神様がいた。町のいたるところに教会があり、イベントに参加したり食前の祈りを目にすることで、そこに神様の概念を感じることができた。神様と自分たちの共存という感覚は心地の良いものでもあった。
ミャンマーにも神様が存在する。それも、独特の神様がたくさん、日々の生活を見守っている。街中で特に見かける率が高いのは、仏教とともに生活する人々の生活だ。石を投げればどこかにあたるほど点在しているパゴダに足を運べば、熱心に祈りをささげる人々を目にすることができるし、早朝の托鉢や、来世のために徳を積むという人々の概念は生活の一部だということが、新鮮で興味深い。仏教徒の友人宅や町のお茶屋でネオンに囲まれ輝いている神様を見ても、驚かなくなるまでそう時間はかからない。宗教心のない私でも、気が付けばお気に入りのパゴダを見つけ、そこで静かに手を合わせれば心が落ち着くという概念が芽生えていることに自分でも驚いた。素直に手を合わせたくなる気持ちが信仰心で、神様は自分の中にあるのだと、気づかされる。
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「雨の時間」
 C.T

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ヤンゴンには雨季がある。一日中降るというよりは降ったり止んだりで、降るときは強く叩きつけるような大粒の雨だ。
外出中に雨に降られると、雨宿り的に路上のお茶屋へたどり着くことがある。こじゃれた喫茶店ならお洒落な雨宿りになるかもしれないが、トタン屋根の民間お茶屋に入るとまた一味違った雨宿りタイムになる。
まず、トタン屋根にたたきつける激しい雨の音で会話の声が聞こえなくなる。みな、もっと大声になるか、もしくは静かに黙って外を見つめる。あたりが雨のにおいと強く降りつけて地面から跳ね返る雨で、一気に湿気る。でも、じきに止むとわかっているので、それまで少しの間ただ激しい雨音に神経を委ねて、ぼーっと静かに外を見つめることになる。
雨が跳ね上がって真っ白な外と、怒ったようなトタンのドラム音がいっとき人々を圧倒させて、やがて小声になっていく。リズムを持った小太鼓が疲れてきたころ、空が少し明るいグレーになってくる。人々が動きを思い出して、また話し声や食器の当たる音が聞こえ始めると、大雨ショーはひとまず終了。みんなの意識が、それぞれに戻ってくる。そんな雨の時間の過ごし方は、カンカン照りの真夏日よりも気に入っている。
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【MCPミャンマー紀行vol.22ミャンマーのいきもの語り その3】

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いきもの語り最後の第3話は、食べる野生動物の話をします。

食糧としての昆虫

東南アジアでは昆虫類は、身近な場所で得ることのできる動物性タンパクとして一般的な食材。ただし全て天然物なので季節差(発生時期)があるようだ。また生(なま)では保存に不適当なためか、すでに加工されたものが多いようである。

エンマコオロギの1種 

北シャンのラショーの夜市でコオロギの唐揚げが山積みで売られていた。ビールのおつまみのようだった。同様のものはカンボジアでも見たが、この時は揚げが不十分だったようで、食した数時間後に激しく腹痛になった。コオロギは完全に内臓まで揚げないとダメらしい。雑食で、ミミズなどもよく食べるので内臓が痛みやすく、かつ土壌にいる雑菌も体内に有しているからだと思う。かつての腹痛を思い出し、ラショーでは口にするのをやめた。これほどの多量のコオロギを獲るには何かトラップでも仕掛けるのだろう。例えばウナギ獲りの筒ザルを地面に置き、中に餌を入れておけば一晩で数百匹は楽に採れそうだ。

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セミの1種

こちらも北シャンのラショーの夜市で唐揚げコオロギと共に山積みで売られていた。

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よく見るとセミの翅が伸び切っていないものが多い、つまりそれらは羽化直後のセミだろう。セミは季節的に多量に発生するので、夜間に羽化直後でまだ飛べないセミを見つけ、止まっている枝を叩けばザルに落ちて簡単、かつ短時間で採れはずである。こちらはコオロギとは違い、幼虫期に地中で木の根に止まり100%樹液を吸うだけの生活なので生でも大丈夫そうだが唐揚げにされていた。(やはりミャンマーの人たちは油が好きだ)この唐揚げセミは、食感がエビに近く、ほんのりと甘さがある感じで美味しい。米国では、十七年ゼミというのが十七年周期で大発生し、果樹園に甚大な被害をもたらすと言う。そこで果樹農家は羽化直後のセミをはたき落とし、「ソフトシェルクラブ的な唐揚げ」で商品化を試みたが虫食のイメージと、さらに十七年に一度しか食べられないということで失敗したらしい。十七年に一度のプレミアムなら、ヤク漬けの牛よりも売れそうなのに、果樹園によってオレンジ風味とか、アーモンド風味とか美味しいのに決まっている。一度、味わってみたかった。

 

ゾウムシの幼虫

ヤシゾウムシの1種の幼虫は、ヤンゴンの港近くの夜市で見つけた。これは3センチほどの大きな幼虫で、ミャンマーでは初めて見た。おそらくサゴ椰子の生育域が河口近くだから山地や内陸部では得ることができないのだろう。もちろん鮮度も大切。タイやマレイシアでは村人のオヤツ的な食材。唐揚げにはせず、串に刺して、軽く火に炙ってレアな状態を食べる、外皮は少々硬いが中はクリーミー。日本では山間部でカミキリムシの幼虫を食べるのに似ている。

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ハチの子(幼虫)

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市場で最も一般的な虫食材。以前、北シャンの市場で見たものは長さ2mほどの巨大な巣から女性三人が幼虫と蛹を選別中のものだった。巣をバラバラにされてもなお、巣の蛹室を守る働きバチがいた。見るとミツバチではなく、小型のスズメバチの一種だった。

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村人が背中に担いで持ってきた、これほど大きな巣は滅多に採れないと言う。店の棚には、瓶詰め(オイル漬け?)の蛹や羽化したばかりの成虫もあり、この種のハチを日常として売られ・食べていることがわかる。日本でも駆除したスズメバチの巣から羽化直後の成虫を選び唐揚げにするとエビのようで美味しい。ただし羽化直後がポイントで体が硬くなってしまった成虫は揚げても美味しくない。

ミツバチの場合は、巣から絞りとった蜂蜜をビール瓶に入れて売っている。その時、必ず瓶の蓋は無いか、緩んでいる。キッチリ締めると発酵で瓶が膨張し割れてしまう。日本では熱処したものが瓶詰めされているから大丈夫。

 

ジビエ

山間の村に滞在すると必ずジビエを味わえる。イノシシ、鹿、カモシカ、野鶏などが主な種類。飼育している豚、牛や鶏やアヒルなどの家畜・家禽は特別の日にしか供されない。以前、僕らの食事のために家横で鶏をさばいていた。見ていると極めて手際が悪い、おそらく彼らは普段から鉄砲で仕留めた野鶏や獣を食料として利用しているからだろう。つまり生きているものを捌くのとは違うのだ。それを見てこれなら僕の方が断然うまいと思った。山間部では鉄砲を持っている村人によく出会う。これからも、彼らが野生動物を貴重な食材としていることがわかる。さてジビエの味だがその肉は驚くほど硬くてまさに歯が立たない、しかし食べ慣れてくるうちに、噛めば噛むほどその味を理解できた。まさに噛み締めるとはこのことだった。

 

市場の鮮魚・干物

f:id:mcpselect0822:20211110230901p:plain市場での魚売りも見ると興味深い。鮮魚のほとんどがコイ科とライギョ類やナマズ類、川エビ類、そしてカエルやカメ。中でもライギョナマズは生きて売っているので体色が鮮やかに残り、種類数が多いのがわかる。中には日本の熱帯魚店で見かけるものも少なくない。それ以外の小魚は、たらいの中で色が抜け横たわっているので、その鮮度が怪しく買うには躊躇してしまう。

f:id:mcpselect0822:20211110230826p:plainその他は山奥であっても、海水魚の干物が豊富である。それらはアジ、フエダイシイラ、エイ、エビなどがほとんどであり、魚に詳しい人なら興味深いだろう。以前、北シャンでミドリガメ(アカミミガメの稚亀)が売っていたが、あれはペット用か食材か聞くのを忘れた。またイモリの干物もよくに目にする、さてこちらは薬用か?

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f:id:mcpselect0822:20211111235045p:plain野山で出会うことがない野生動物も、市場で見ることも時にはある。また旅の途中で屠殺現場を見ることもある。いきもの好きには辛い場面も少なくないが、大変に興味深い。人が生きていくためには、生ものの命をいただかないといけない。しかし僕たちが食材として肉類を食べることと、どこか違いを感じる。なぜならば辺境の地に住む人たちは、人も自然生態系の一部として存在としていることを感じるからである。

ミャンマーいきもの語り 終わり )

河合ツグオ(ランドスケープアーキテクト)写真・文

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【MCPミャンマー紀行 Vol.21ミャンマーのいきもの語り その2】

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いつもご覧いただき有難うございます。

2回目になる「ミャンマーいきもの語り」鳥類と哺乳類の紹介をした前回に続く今回は虫の話。

 

珍蝶シボリアゲハに出会う

ミャンマーの中でも辺境の地を訪れる日本人は、他国の旅行者に比べ多いらしい。目的は、今も現地に眠る旧日本兵遺骨の調査・収集と昆虫採集であると聞いたことがある。僕が初めてミャンマーを訪れた時も、まさにこの昆虫採集だった。採集こそしないが、昔から一度見てみたいと願っていた蝶を観るためだった。その蝶の名前は「シボリアゲハ」。本種は中国からブータン、ヒマラヤにかけて生息する秘蝶とも珍蝶とも呼ばれる種で、ユニークな翅型と黒い体色に着物の絞りを思わせる細いクリーム色の線、そして後ろ翅の末端に印象的な真っ赤な紋様がある。その蝶に会うために、適当な場所まで四輪駆動車に乗り、あとは地形や風向き、周囲の植生から判断し、周りの環境を見ながら歩く。ここではそれまでの経験と感がモノを言う。さすがに初めてのこともあり、気配は感じるもののすぐには出会うことができない。一年で一回しかない発生と合っていなかったのか、それともすでに時期が遅すぎたのか? 近くに遠くに目を凝らすが、様々な思いがよぎる。油断すると足元から忍び寄る山ビルに警戒しながら待つ。そんな時間を過ごし、一瞬、霧が晴れたかと思った時、遠くから黒い蝶が想像していた以上の速さで現れた。それはまぎれもなく子供の頃から図鑑で見ていたシボリアゲハ。その後、数回現れては消え、飛ぶ姿をうまく撮影することはできなかった。丸三日間、周囲を歩くが、天候に恵まれない。しかし最後の日の帰り道、強風と霧を避けるようにして下草に休むシボリアゲハの一頭に出会えた。これでここまでやってきた価値は十分。さらには、車に乗り込み現地を後にした時のこと、車のフロントガラス前を横切り深い谷からの湧き上がる風に乗るように飛び去っていった。子供の頃から蝶を追い、数多くの標本を作ったが、野に自由に舞う姿にかなうものはない。かつてこの地を訪れた兵隊さんも雄大な風景と風に舞う蝶を見たかもしれない、ひと時の心の休まりになったと思うと幸いである。蝶を求めて来た地で様々なことを思った。

後日談、その後、訪れた別の村でその時撮影したシボリアゲハの写真を見せ、「この蝶います?」って聞くと、何人もの村人が「いるいる!」と即座に答えてくれた。発生時期に当たれば間違いなく見れることがわかった。今度は是非その場所を訪れようと思う。あと一種「テングアゲハ」という珍蝶もいる、ただしこちらの写真を村人に見せたが知らないと言われた。

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巨大な糞虫に出会う

ミャンマーで遠距離を行く場合、夜行バスが経済的にも負担なく、時間も有効に使える。

小休止で止まる場所がどこかわからないが、ライトに導かれるように飛来する虫を観るのが面白い。生きもの好きにとってこの小休止の時間が実にいいのだ。隣の相棒は寝ているが、寝て出発を待つことなどできるわけがない。

以前は、子供の握り拳ほどの巨大な黄金虫「ナンバンダイコクコガネの一種」が何匹も地面に落ちていた。残念なことに、ほとんどがタイヤの下敷きになってぺたんこである。このコガネムシの仲間は「糞虫(フンチュウ)」と呼ばれ、動物の糞を餌にする甲虫。中でもこのナンバンダイコクコガネは、大型の哺乳類の糞、例えば象の糞を食べている。この時のものは、かつてマレイシアで見たものよりもさらに大きな個体だった。一匹だけだが生きている個体を見つけるが、非常に力が強く指で持つことすらできなかった。

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f:id:mcpselect0822:20211109201010p:plain一方で標高1800mの高原では、放牧された牛の糞をひっくり返すと小さな糞虫が数種現れた。

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糞虫達は動物の糞を見つけ次第、食べ、それらを地面に埋め団子にして卵を産む。だから高原にたくさん転がっている牛の糞も数日で跡形もなくなる、いわば草原の掃除屋というわけである。

ラオスやタイでは、この虫の母コガネが作った糞団子の中の蛹(糞団子の中に卵を産み、幼虫は糞団子を内側から食べ成長します)を食べることがあるという。ぜひ見てみたいと市場で探すがまだ出会えない、残念。

巨大なミツバチの巣を見つける

 田舎の市場で度々目にするミツバチの巣。我々が知っているミツバチは、木の堂(うろ)や木箱で巣作りする。ミャンマー の山間部に行くと岸壁や巨木の枝に巣を設けるミツバチがいる。その名はオオミツバチ。時には1mを優に超える平たい巣を垂直にかけるが、巣には外壁はなく、働きバチが互いに手足を繋ぎあって巣全体を覆っている。近くに外敵が来ると手足を繋いだまま翅を広げ震わせるので、巣全体が波打ち大きく見える。まるで巣全体がいきもののように見える。さてこんな巣だと雨がかかり大丈夫かなと思うが、うまく雨が当たらないのだろう。この働きバチも、餌も摂らないと生きていけないだろう、いつ自分自身の行動を取るのだろうか、不思議は尽きない。

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その3に続く

ミャンマーのいきもの語り その2 )

河合ツグオ(ランドスケープアーキテクト)写真・文

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【MCPチラシ設置協力店のご紹介vol.3】

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今回は2件のお店をご紹介☕🍃
東大寺 門前市場

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奈良公園内、東大寺の門前にある「夢風ひろば」は、古都・奈良を代表する飲食・物販をはじめ11店舗からなる総合的ないこいの施設です。

”なら・食と生活文化の発信” をコンセプトとする「夢風ひろば」の中央にあるのが「東大寺 門前市場」。
近隣農家の旬の野菜、大和野菜、果物は、毎日採れたてが届けられるので新鮮そのもの!
商品にはそれぞれ産地と生産者名が表示されているので安心です。
また、ジャム、奈良漬け、お菓子、こんにゃくなど、奈良の特産品をはじめ、吉野ひのきのまな板や吉野杉の天削箸など、日常で使える工芸品も多数取り揃えています。
お中元・お歳暮などに便利な「門前市場セット」も好評です。予算に応じて奈良の銘品をギュッと詰め込んでくれるそうですよ。全国への宅配も行っています。
MCPのコーヒーを飲んだスタッフの方のコメント!
新月と満月のコーヒーをいただきました。どちらもまろやかな、私の好きなタイプのコーヒーでした。酸味や苦味があまりなく、すごくおいしくてやさしい感じがしました。」
住所:奈良市春日野町16番地 夢風ひろば内
営業時間: 10:00〜17:00
定休日: なし
Facebook: 門前市場 Monzen Marche
■喫茶スペース『トマリギ』

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トマリギ🌳は、2020年オープンの赤目自然歴史博物館内にある、小さな喫茶スペースです。
博物館の入館は無料✨✨✨
忍者修行体験や滝修行体験の受付もこちらの建物で行っています💁‍♀️
とてもユニークな博物館なので、是非とも入館して頂きたいです。また博物館については詳しく紹介させてもらいたいと思います😊
さて、喫茶ですが、なんと言っても清流を眺めるカウンターが特徴✨✨✨まるで額縁のよう。。。
季節によって変わる風景。。。水辺に集まる鳥や、
運が良ければ野生の鹿さんを見る事ができます✨
もちろんそれだけでなく、こだわりのドリンクをご用意しています❗️
挽きたての豆でいれる香り高いコーヒーやエスプレッソなどをゆったりとした空間でお楽しみ下さい🤗☕️
トマリギはテイクアウトも可能です。コーヒー片手にお店を見てまわっても。。。✨
逆に持ち込みも歓迎です🙆‍♀️✨
コーヒーと赤目の名物を一緒にどうぞ✨🥰✨
(公式Instagram投稿より引用)
住所:三重県名張市赤目町長坂671−1
営業時間:10:00〜15 :00(ライトアップ期間の週末延長あり)
定休日: 火 水 その他 
Instagram:@akame.tomarigi

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【MCPてくてく日記 vol.32 リターン第一弾、全て発送完了は、もうすぐ】

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\\コーヒーがお手元に届いた方!//
是非お持ちのSNSアカウントで 
「 #MCP月のコーヒー 」ハッシュタグをつけて投稿し、
一緒にミャンマーへのエールの輪を広げていきませんか?!

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ミャンマーへのエールをお待ちしています✨

👇👇👇クラウドファンディングページへアクセス・コーヒーのご購入していただけます◉
ミャンマーのこと
 プロジェクトのこと
 コーヒーのこと
 詳しくご紹介しています。

readyfor.jp

■チラシ設置ご協力者大募集中■
11月18日まで続く本プロジェクトのチラシを置いていただけるお店や団体等、大募集しています!f:id:mcpselect0822:20210909092900p:plainTwitterInstagramFacebookもやってます。〕

#ミャンマー

#コーヒー

#ミャンマーコーヒー

#コーヒープロジェクト

#コーヒー好き

#コーヒー好きな人と繋がりたい

#コーヒーのある暮らし

#月とコーヒー

#おうちカフェ

#東南アジア

#ミャンマー旅行

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#満月のコーヒー

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#お家時間が幸せ

#丁寧な生活

#手仕事

#おうち時間

 



【MCPサポーター様紹介 vol. 10  訪問看護ステーションカムイの森様】

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いつもご覧いただきありがとうございます!!
本日も、我々の仲間(と勝手に思っている方🤣)をご紹介します!!
訪問看護ステーションカムイの森様
 神奈川県横浜市金沢区六浦5−23−7
・要支援、要介護状態にある方、
 疾病や障がいにより支援が必要な方々へ、
 訪問看護を通じ「自分らしく自宅で過ごせるお手伝い」をされていらっしゃいます。

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ミャンマーやコーヒーに関わる事業様だけではなく、カムイの森様のように他事業の方とも繋がることができ、改めてクラウドファンディングを始めてよかったなという思いでいっぱいです。
温かいミャンマーへのエールの輪が、更に大きく大きくなりますように。
ご支援ありがとうございました。

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