【MCPまめまめ日記 vol. 8 古くて新しい「森をつくる農業」】
古くて新しい、「森をつくる農業」前回のまめまめ日記で、レーカイン村の農業についてご紹介しました。みなさん、コーヒー農園というと、どんな光景を思い浮かべますか?
広大な土地に、コーヒーの木がずらっと並ぶ。そんな農園もありますね。
レーカイン村の畑は、畑というより、森のよう。
レーカイン村のこの農法は、アグロフォレストリー(森をつくる農業)といいます。
森をつくる農業・アグロフォレストリーとは、「木と農水畜産物とを、同じ土地で育てること」です。
木の作物を植えることは、森をつくることにもつながりますが、
一般的に樹木は植えてから収穫できるまでに数年かかってしまいます。
そこで、木の下に作物を植えておけば、木を収穫できるようになるまでの間、作物を収穫することができます。時間や空間を効率的に有効に活用できる方法なのです。
レーカイン村では、一つの土地に、木と同時にたくさんの作物を植えています。
コーヒーの木、アボカド、柑橘類、ドラゴンフルーツをはじめ、多様な作物を栽培しています。
ちなみに、世界では他にもこんなアグロフォレストリーがあります。
遷移型アグロフォレストリー
一つの土地で、時系列的に木と作物を植える。
木×畜産の例: 林内放牧木の下に豚や牛などの家畜を放牧し、樹木と畜産の両方の生産をします。
木×作物×畜産×水産の例: VACシステムベトナムでは、
このように、世界中で様々な形態でアグロフォレストリーが実践されているのです。共通する点といえば、それは農家さんがその土地の環境、土、植物の特徴などを熟知し、応用させていることですね。
いま、「持続可能」な取り組みに、世界が注目しています。
アグロフォレストリーは大きな関心を集めています。
大手菓子メーカーの「アグロフォレストリーチョコレート」も話題を呼びましたね
近年、大注目を浴びるアグロフォレストリーですが、実際は古くから農家さんが知恵を絞って実践してきました。
レーカイン村のコーヒーは、そんな自然と生き 自然を熟知した農家さんが
丁寧に作った、おいしく美しいコーヒーです。
ぜひ飲んでいただき、レーカイン村と農家さんへ想いを馳せる一杯となれば嬉しいです。
次回のMCPまめまめ日記では、
「アグロフォレストリーはなぜ『持続可能』なのか」ご紹介します。
お堅い内容となってしまいましたが、
…次回もそうなりそうです。
お付き合いいただけると嬉しいです。
いつも見ていただきありがとうございます。
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