Myanmar Coffee Project-ミャンマーコーヒープロジェクト

ミャンマーと日本、暮らしと暮らしをつなげる一杯

【MCPまめまめ日記 vol.11 僕らが目指した村の名は「レーカイン」その2】

f:id:mcpselect0822:20211006230741p:plainいつも応援いただきありがとうございます!

前回のまめまめ日記に引き続き、コーヒー豆産地のレーカイン村について、
本プロジェクトメンバーよりご紹介します。

 

本投稿から読んでもお楽しみいただけますが、「その1」から読んでいただくと更に楽しんでいただけます!

 

僕らが目指した村の名は「レーカイン」その2

家族単位の広い敷地には、中心に家族の住まい(母屋)、台所(母屋とは離れている)、井戸と洗濯場所、稲藁などの保存小屋(高床式)、堆肥置き場、などがあります。

家の屋根は古くは板葺きですが、現在は多くの家でトタン葺きに変わっています。ただし昔の板材は軒下に保存されていました、使うあてが無くても貴重な資材なのです。

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f:id:mcpselect0822:20211006231441p:plain庭には、マカダミア、ジャックフルーツ、マンゴー、アボカド、シナモン、パパイヤ、バナナ、コーヒー、プラム、ミカン類(ライム、レモンなど)、チャ(お茶の木)、パッションフルーツ(ツル性食物)、ドラゴンフルーツ(吸着根で生育するサボテンの仲間)、バラ、ウコン類(以上は樹高の順番)などが混在して育っています。

ざっと見るだけでもその数15種類以上、ただしこれには野菜類は含んでいません。
野菜類の菜園は、鶏や小動物に荒らされないように竹の柵で囲われています。
野菜の規模からすると自家消費分だと思います。
これらの樹々の下で鶏が自由に暮らしています。
餌を探すために落ち葉や土を掻き、作物につく虫も食べてくれているでしょう。
糞はそのまま肥料分となります。

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敷地の外側には、古くからある有用植物のバンブー(竹)が茂ります。バンブーは、日本の竹のように地下茎で面的に広がらずに、一箇所に株立ちになります。

中の空洞部も小さく肉厚な感じです。
ミャンマーでは食材、農業・建築資材、工芸材料など生活には欠かせない植物です。

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敷地の周りには、高さ2.0mを超えるキダチチョウセンアサガオBrugmansia sp.)が生垣状に植えられています。この多年性植物は、全草に毒成分を持つことが知られています。

さっそく主人に聞いてみました、すると土中に20cmほどの虫がいて、これが農地に侵入するのを防ぐためだというのです。
「20cmの虫」には心ときめきました、大きな甲虫類の幼虫だろうか? 
さらに聞くとそれはネズミのようで、前足で土を掘ると言うのです。
もしやそれは「モグラ」ではないか?

村人達は、この植物で農地を囲むことで、土中に穴を掘って侵入するモグラやネズミ、時には畑に侵入する牛除けに効果的なことを知っているのです。
植物を上手い具合に利用していることに納得です。
これは日本の田園でも人気の風景、水田畔にスイセンヒガンバナキンセンカなどにも通じます。
でもこれらは全て風景のためでなく、ちゃんとした必要からの工夫と知恵です。

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その証拠に、樹林地の地面にはたくさんのマカダミアナッツの実が落ちていました。
拾ってみると全てリスやネズミ類など齧歯類の食痕でした。

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やはり野生の小動物が多いことがわかります。
ただし樹上を伝ってくるリスには手の打ちどころがありません。これは日本の山村のサル害にも似ています。

これほどの種類の植物が混在していると、例え病虫害が発生したとしても全体的には広がらないし、全ての作物に甚大な影響は出ないと思います。
彼らは、そのようなことを体験的に知っているのです。

さらに日常の生活の中で多種多様な植物の利用、一種の植物も季節や部位に応じた利用がされているはずです。

例えば、マンゴーやパパイヤは食後、バナナは暑い日の食材、バナナの生葉は野菜などを包むために、さらに実をつけなくなったバナナの幹は細かく刻んで米糠と合わせれば牛の良質な餌になります。

庭には必ず数種類のウコン類が植えられています。ウコンは種類によって成分が異なり、利用法も違います。彼らにとってすべての作物が自分たちの生活になくてはならないものであり、日本での私たちの生活では想像もできないほどその利用には多様性を持つものです。

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村の中にある集荷場でオヤツをご馳走になりました。
風通しのいい屋根の下、テーブルの上には皿に盛られた獲れたてのアボカド、小皿にはライムと塩。半分に切ったアボカドにライムをギュと搾り、塩をふりかけ食べる。
疲れた体には、濃厚な果肉にもかかわらずすっきりとした味わいです。
なんと贅沢なオヤツだろうか。

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続く・・・

by河合ツグオ(ランドスケープアーキテクト)

 

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