【MCPミャンマー紀行 vol.20 紅茶の日11月1日-ミャンマー紅茶異聞-】
「11月1日は紅茶の日」ということで、今日はミャンマーの紅茶について書きたいと思います。ミャンマーの紅茶事情も知りたいというお声もいただいております。
ミャンマーの地元の人たちは、コーヒーよりもお茶をよく飲みます。同じお茶の木からとれる葉を3種類の方法に加工します。
1) 不発酵茶(緑茶のように発酵させない製法)
2) 発酵茶(いわゆる紅茶、発酵させる製法)
3) 後発酵茶(加熱した後に微生物で発酵させる、食べるお茶)
緑茶(・・・と言っても、日本の緑茶のように緑ではなく、茶色)は、どの飲食店でも出てきますし、家でも日常的に飲まれています。食べるお茶は、結婚式などの儀礼や来客の際に必ず用いられます。お茶は山岳地域が気候的に適しており、少数民族がたくさん生産していますが、平地のビルマ族もたくさん消費していて、ビルマ族の文化にも密接にかかわっています。
■ミルクティーが大好き
ミャンマーの人たちは、喫茶店に行くと甘いミルクティーを飲みます。喫茶店の鍋には、紅茶が何時間も煮出されていて、濃い茶色になっています。それに、コンデンスミルクや牛乳などをたっぷり入れて、甘いミルクティーを飲むのが一般的です。注文時に、「甘め」「苦め」「普通」など、好みを伝えると、その通りに作ってくれます。ローカルの喫茶店では、ストレートの紅茶にはまずお目にかかれません。ちなみに、喫茶店には無料の緑茶も常備されていて、ミルクティーで甘くなった口を緑茶で落ち着かせることが多いです。
最近は、お湯を入れるだけで手軽にミルクティーが楽しめる「3in1」(紅茶、砂糖、ミルクが1袋に混ざっている)も一般的になり、喫茶店に行かずに自宅で紅茶を飲むことも増えてきたようです。
■ナムサンの紅茶
シャン州のナムサンという地域は、お茶の有名産地です。この地域では、3種類の加工法のすべてを行っています。イギリス植民地時代に発酵茶工場(紅茶工場)が作られ、今も紅茶の生産が行われています。しかし、中国製の紅茶のほうがコスパが良く、喫茶店の店主は中国製紅茶を買うことが増えているそうです。そのため、ナムサンの紅茶工場は、需要が伸びている後発酵茶(食べるお茶)の生産に切り替えるところが増えているようです。
■オーガニックを売りにするメーカーも
最近では、オーガニック認証をとって、それを売りにするメーカーも出ています。スーパーマーケットなどで簡単に買うことができ、お土産にピッタリでした。
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